カテゴリー別アーカイブ: 視 点

市民後見(しみんこうけん)

7月2日、東京大学安田講堂で行われた第一回市民後見全国大会に出席してきました。 現在、日本の急激な少子高齢化は世界でも特筆すべき状況にあります。 10年程前、埼玉県で、認知症の姉妹がリフォーム業者に騙され、不要な工事の末、多額の債務で自己破産に追いやられたニュースは記憶に新しいのではないでしょうか!? また、障害者の子供を持つ親の、親亡き後、誰が子供を守るのか、その不安も問題となってきました。 このような事例から登場したのが「成年後見制度」です。 始めの想定は、弁護士や司法書士による法律行為の代行(高額支払への対応)でしたが、業務は、役所と共に、病院や施設などとの連携が必要な身上監護によりウェートがシフトしつつあり、昨今、実情の分かる後見人が必要になっているようです。 現在、後見人を必要としている推定の潜在数は、全国で約400万人とも言われ、司法の専門家だけでは、全く手が足りないのが実情のようです。 裁判所から審査の上、任命された後見人は、被後見人や関係者との面談を重ね、一年間の実務ののち、裁判所に結果を報告し、裁判所から指示された報酬を被後見人の財産から受け取る仕組みなんです。 後見人には、専門家などによる単独の場合以外に、家族がなる場合、家族と共に専門家などが共同で務める場合もあります。 ここ数年、各自治体や大学などでは、世の中の必然性より一般の方が後見人を務める「市民後見」の育成が盛んになってきました。 現在、制度自体が未熟でもあり、被後見人に生活保護者など経済的な問題を抱えてる方も多く、ボランティア的な要素も多々あり、寛容さが必要かと思われます。 皆さんも、一緒に後見人を目指してみませんか!?

カテゴリー: 視 点 | コメントをどうぞ